※2020.04更新
はりきって購入したお気に入りのカメラ。
汚れや傷がつかないように大切に使用していたのに、適切なお手入れをせずに放置していると、なんとカビが生えてしまうこともあるのです…
買ったはいいけど、意外と知らないカメラのメンテナンス方法。
このページでは、初心者でも簡単にできる手入れの方法をご紹介します。
おすすめのメンテナンス用品もご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
カメラは、使ったら毎回お手入れする
カメラはとっても精密な機械です。
少しの汚れが撮影画像に影響したり、ほこりが映り込んだりしてしまいます。
また、カメラに触るだけでも手あかや油分がついてしまい、放っておくとカビや劣化につながってしまう可能性があります。
そのため、使ったら毎回お手入れを行うようにしましょう。
普段あまり使わない場合は月に一度程度はカメラの電源を入れてちゃんと動くか、ほこりやカビはないか確認しましょう。
おすすめのメンテナンス用品
メンテナンスに最低限必要なものは3点あります。
おすすめのメンテナンス用品も紹介しますので、参考にしてください。
なお、それぞれの詳しい使い方は、のちほどお手入れ方法の部分でまとめてお伝えします。
カメラ全体のほこりを落とすブラシ
ブラシはカメラ全体のほこりを落とすためのものです。
本体やレンズのみぞ、細かい部分のほこりを落とすのに使います。
ただし、レンズのガラス部分や本体の中には使用しないこと。
レンズ表面などに傷がついてしまいますので気を付けましょう。
おすすめのブラシは、下の「ブロアー」のところで紹介しています。
さわれない部分のほこりを飛ばすブロアー
ブロアーとは、風を吹き付けることでほこりを飛ばすことのできるメンテナンス用品です。
主に、カメラ本体の内部やレンズの装着部分など、デリケートな部分に使用します。
わたしが使用しているのはkenkoのブロアー。
おすすめポイントとしては、上で紹介したブラシもついてくること。
ブラシを使うときには先端に取付ければ簡単に掃除ができます。
使わない時にはブロアーに取付けておけばなくす心配もありません。
色も4色あってかわいいので、ぜひチェックしてみてください。
指紋や油脂を拭き取るクロス
クロスは2枚以上用意するのがおすすめです。
ひとつはレンズ用、もう一つはボディや液晶画面に使用します。
分ける理由としては、手でよくさわる部分(ボディや液晶画面)を拭いたクロスにはどうしても油分がついてしまうため、同じクロスでレンズを拭いてしまうと、レンズに汚れが付着してしまう可能性があるからです。
そのため、レンズ用のクロス、ボディ用のクロスと2枚用意しましょう。
おすすめはBONTIMEのクリーニングクロス。
8枚入りで1000円以下と安く、カメラ以外にもめがねやスマホ画面にも使用できます。
ぬるま湯で軽く洗ってしっかり乾かせば、もう一度使うことが出来るのでコスパも良く、クロスは1枚ずつ個包装なので保管にも気を使わずに便利です。
個別にそろえるのが面倒ならキットがおすすめ
どれがいいか調べるのが大変だし、一気にメンテナンス用品を全部そろえたい!
という方には、クリーニングキットがおすすめです。
こちらは6点のメンテナンス用品がそろって2千円以下とかなりコスパがよく、コンパクトなので持ち運びにも便利です。
【内容】
・シリコンブロワー
・レンズクリーナー15ml
・クリーニングペーパー50枚
・クリーニングクロス
・クリーニングブラシ
・先細型綿棒8本
これ以外にも、クリーニングキットはたくさんのメーカーから販売されています。
Amazonや楽天などでぜひ検索してみてください。
お手入れの方法とメンテナンス用品の使い方
では実際に、お手入れをする手順をご紹介します。
①ブラシで全体のほこりを落とす
まずはブラシ使ってカメラ全体のほこりを落としていきます。
ストロボの部分は、使っていなくてもほこりがたまっていることがあるので、ブラシで掃除しましょう。
また、意外と汚れているのが赤矢印のファインダー部分。
この部分は上に持ち上げると取り外しができます。
取り外した部分もしっかりほこりを落としましょう。
②ブロアーでほこりを飛ばす
ブラシでほこりを取り除いたら、今度はブラシではさわれない繊細な部分を掃除します。
まずはレンズを取り外した、本体の内側。
中のものにはふれないようにして、ブロアーで風を送りほこりを飛ばします。
必ず下から風を送ります。上から吹き付けると、風に舞ったほこりがまた中に戻ってしまうので注意!
レンズの装着部分も同じように掃除します。
また、レンズ表面もクロスで拭く前にほこりを飛ばします。
そうすることで、ほこりで傷を付けることなくクロスで汚れを拭きとることができます。
舞い上がったほこりが中に入らないように、風を当てる部分を下に向けて掃除すること。
これは厳守です!
風を下から当てて、ほこりを下に落とせればOKです。
③クロスでレンズと全体を拭く
最後にクロスを使ってレンズとボディ全体を拭いていきます。
レンズはこすらず、優しく拭きましょう。
万が一、落ちない汚れがあるときにはクリーニング液を付けて拭き取ります。
おすすめはFUJIFILMのクリーニングリキッド。
1回1滴で、指紋などの油汚れもきれいに落ちます。
コスパがよいので、使っているカメラマンさんも多いです。
ただし、クリーニング液はあくまで「液体」なので、頻繁に使用するのはおすすめしません。
普段から汚れがつかないように、気を付けることが大切です。
(ちなみにわたしは一眼レフを5年以上使っていますが、クロスで落ちなかった汚れには出会ったことがありません)
レンズを拭き終わったら、クロスを変えてボディや液晶画面を拭いて終了です。
お手入れが終わったら保管ケースへ
お手入れが完了したら、保管ケースの中にしまいましょう。
おすすめはハクバのドライケース。
サイズは5.5L・9.5L・15Lの3種類から選べます。
値段も高くなく、防かび剤付きにもできます。
保管方法については「カメラの保管方法。保管場所と電池、レンズの保管方法について」の記事で詳しく書いていますので、良ければ参考にご覧ください。
保管ケースが今すぐ用意できない、という方はなるべく湿気のない風通しのよい場所で保管し、カビを防ぐようにしましょう。
丁寧にお手入れをして、長く使える相棒に
カメラのお手入れ方法と、おすすめのメンテナンス用品をご紹介しました。
毎回お手入れをするのも面倒だな…と感じるかもしれませんが、これを続けるかどうかで一眼レフの寿命は変わってきます。
せっかく手に入れた大切なカメラ、ぜひ適切なお手入れをして末永く使ってくださいね。