京都といえば秋。
木々が色づき、紅葉が見頃を迎えると国内のみならず海外からも、たくさんの観光客がやってきます。
カラフルに彩る景色と、厳かな寺院のコラボレーションはいつ見ても美しく、何枚も写真に残したくなりますよね。
しかし、京都の景色が美しいのは秋だけではありません。
新緑が美しい、5月から6月にかけての時期。
春から夏に変わるこの時期は、比較的観光客も少なく、ゆっくり写真撮影を楽しみたい方にもおすすめの季節です。
このページでは、そんな夏が始まる前の6月におすすめしたい京都の観光スポットをご紹介していきます。
どうぞ、旅の計画にお役立てください。
癒やしの空間・詩仙堂
詩仙堂はどんな場所?

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京都市・左京区一乗寺にある詩仙堂。
もともとは家康にも仕えていた「石川丈山」という人物が、隠居後の生活を楽しむために建てたものです。
部屋の中に中国の「詩家」の肖像を飾っていたことから「詩仙堂」の名称がつきました。
庭園では、春にはつつじや菖蒲、夏にはあじさい、秋には紅葉、冬には銀白色の世界が楽しめます。

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日本最古ともいわれている「ししおどし」も見ることができます。
一度見たら忘れられない愛らしいお地蔵様

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書院を抜け庭園へ出てみると、四季折々の植物が色めく中、苔むした場所にひっそりとたたずむ可愛らしいものを発見します。
それがこちら。

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木漏れ日がきらめく苔のうえに、ちょこんと立っているお地蔵様は、その愛らしい表情で見る人の心をいやしてくれます。
わたしも、写真を撮りながらでしたが10分以上その場にいました。
ずっと眺めていたくなる、癒やしのお地蔵様に出会えますよ。
詩仙堂の基本情報
・営業時間
9時~17時(最終入場16時45分)
・拝観料
大人500円 高校生400円 小中学生200円
・アクセス
京都市営バス「一乗寺下り松町」下車、徒歩約8分
電車の場合は叡山電鉄「一乗寺」駅下車、徒歩約15分
・備考
書院内は土足・撮影禁止です。
庭園に出るには専用のサンダルに履き替えます。
バス・電車下車後、上り坂が続くので歩きやすい靴がおすすめです。
青と赤のコントラストが素晴らしい平安神宮
青空に映える赤い建造物

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平安神宮の一番の魅力は、なんといっても目にも鮮やかな赤い鳥居と社殿。
「これぞ日本」と思わせるような、はっきりとした色合いの建物は、晴れた日には青空との素晴らしいコントラストを見ることができます。
季節の花に囲まれた庭園

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社殿の奥には、明治時代に造られた日本庭園が広がっています。
この日本庭園では、しだれ桜、紅葉などが楽しめますが、6月のこの時期には花菖蒲と睡蓮が見頃です。
わたしが訪れた6月上旬には、小説を片手にベンチに腰掛けて時間を過ごす人の姿が多く見られました。
街中の喧噪からはなれて、ゆっくり時間を過ごしたい方にもおすすめの庭園です。
平安神宮の基本情報
・営業時間
8時30分~17時30分(3/15から9/30まで)
時期によって営業時間が異なりますのでご注意ください
・拝観料
庭園拝観料 大人600円 子供300円
そのほか、団体割引や障害者割引あり
・アクセス
市バス「岡崎公園 美術館・平安神宮前」または「岡崎公園 ロームシアター京都・みやこメッセ前」下車、徒歩5分
地下鉄東西線「東山」駅より徒歩10分
・備考
三脚・一脚の使用は別途使用料がかかります。
また、庭園は無料開放している日もありますが、その日は三脚の使用は禁止ですのでご注意ください。
インスタグラムの定番・南禅寺
インスタ映えといえば南禅寺の水路閣

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最後にご紹介するのは、ここ数年インスタグラムで話題となり人気スポットとなった南禅寺。
誰もが一度は目にしたことがある水路閣で有名な観光地です。
開放的な広い敷地内には多くのかえでの木が立ち並び、初夏には美しい青紅葉が咲き乱れます。

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水路閣だけでなく、重要文化財にも指定されている三門や、中心にある法堂も写真を撮るにはうってつけの存在感をはなっています。
少し足を伸ばして哲学の道にもぜひ

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国内のみならず国外からも多くの観光客が訪れる南禅寺ですが、そこから15分ほど歩いたところにある哲学の道という場所にもぜひ行ってみてください。
哲学の道は、昔ある哲学者が思想にふけりながら歩いていたことからその名がつきました。
映画「クローズドノート」のロケ地として使われたことでも有名です。

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琵琶湖疎水にそった散歩道で、木漏れ日の涼しい隠れた散策スポットとなっています。
人もそれほど多くないので、カメラを片手にポートレート撮影にもうってつけです。
南禅寺の基本情報
・営業時間
3月1日から11月30日 8時40分~17時
12月1日から2月28日 8時40分~16時30分
・拝観料
建物内に入らなければ基本的に無料。
水路閣も無料で見ることができます。
庭園や三門に入るには大人500円、高校生400円、小中学生300円が別途必要。
・アクセス
地下鉄東西線「蹴上」駅より徒歩10分
市バス「南禅寺・永観堂道」下車徒歩10分
・駐車場
2時間まで1000円、以後1時間ごとに500円
駐車台数は少ないので、公共交通機関で行くことをおすすめします
南禅寺から哲学の道へ行く場合
南禅寺から哲学の道へ行く場合には「鹿ヶ谷通り」を通っていきます。
南禅寺の北側に向かう道で、永観堂や東山中学校を目指して歩いてください。
永観堂を越えると右手に「哲学の道」と書かれた石碑があるので、その表示に従い坂道を上がっていくと、左手に水路が見えてきます。
初夏の京都も楽しんで!

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6月の旅行におすすめしたい、京都の観光スポットをご紹介しました。
ゆっくり写真を撮ったり観光したい方には、夏休みで混雑する前の今の時期がおすすめです。
ぜひ、カメラを持って出かけてみてくださいね。