※2020.04更新
一眼レフやミラーレスを買ったのに、どれが何の機能なのかが分からない・・・
説明書を読もうと思っても、知らない言葉ばかりで読む気にならない・・・
そんなお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
今回はそんな「知らない言葉」の中から、測光モードというものについて解説します。
この測光モードには、評価測光、部分測光、スポット測光、中央部重点平均測光の4つがあります。
4つの測光モードは下の写真の⑨の部分で変更できます。
測光モードを理解して、撮影技術の向上につなげましょう!
なお、①から⑬までの他の機能について知りたい方は、「一眼レフの液晶画面の記号を徹底解説します」のページを参考にご覧ください。
なお、今回説明に使用している機種はCanonのEOSKissX7です。
測光とは?
測光とは、字の通り「光を測ること」です。
カメラはシャッターを切る瞬間、周囲の光の量を確認して、写真の明るさを決めています。
つまり測光モードとは、カメラがどうやって光の量を確認するかを決めるモードということです。
Canonの測光モードには以下の4つのモードがあります。
左から評価測光、部分測光、スポット測光、中央部重点平均測光といいます。
それぞれの違いを確認しましょう。
評価測光
評価測光はもっとも一般的な測光方法で、基本的にこの評価測光にしておけば、写真が白飛びしたり暗くなったりすることはありません。
評価測光は、ファインダーの中で明るい部分、暗い部分をカメラが自動的に判断して露出を設定してくれます。
イメージとしては、こんな感じ。
写真を何分割かにして・・・
それぞれの場所の明るさを瞬時に測って、明るい場所は露出をおさえ、暗い場所は露出をあげるなど、カメラが自動的に調整してくれます。
評価測光はCanon独自の呼び方で、Nikonではマルチパターン、SONYでは多分割といいます
部分測光
部分測光は、逆光の時に使うと人物をきれいに写すことができます。
たとえばこの写真。
こちらは失敗例です。
人物の前に影がある=逆光、ということですが、この写真は評価測光で撮影してしまいました。
そのためカメラが、人物が暗くならないように写真全体を明るくしようとしてうしろの空が白飛びしてしまっています。
こういう撮影の場合に部分測光を使用すると、人物は明るく、背景は適切な明るさで仕上がります。
スポット測光
スポット測光は、ある一点だけを測って、それ以外の部分の明るさは無視してしまう測光方法です。
たとえばこんな撮影の時に適しています。
月やスポットライトなど、ある一点のみが明るい場合にはぜひ使ってみてください。
中央部重点平均測光
中央部重点平均測光は、ファインダーの中心に重点をおいて光を測るモードです。
イメージとしてこんな感じ。
円の中心部の光は測りますが、円の外側の明るさは無視してしまうという測光方法なので、被写体が中心にあって明るい場合にはきれいな仕上がりになります。
測光モードのまとめ
・基本的には評価測光に設定
・逆光時には部分測光
・ある一点だけ明るい場合にはスポット測光
・中央部分に明るい被写体がある場合には中央部重点平均測光
測光モードとそれぞれの特徴についてご紹介しました。
それぞれのちがいを理解して、逆光撮影の時などには役立ててくださいね。
次におすすめの記事>>>脱初心者!写真の構図をマスターしよう!基本から応用まで9種類の構図を紹介。