35mm換算とは?フルサイズ・APS-Cの関係と計算方法について

35mm

 

「35mm換算だと○○で・・・」

カメラを買うときに、そんな言葉を聞いたことはありませんか?

突然出てくる「35mm」という数字。

いったい何のことだか、説明書などを読んでもよくわからないですよね。

実はこの数字、カメラやレンズを買うときには知っておかなくてはならない大事な数字なんです。

このページではそんな「35mm」について、

35mm換算とは?

 

35mmとは何の数字なのか

 

簡単に計算できる公式

を説明します。

ぜひ最後までご覧ください!

 

説明の前に・・・知っておくと便利なこと

「35mm換算」について説明するにあたり、いくつかの専門用語が登場します。

それらの専門用語について知っていないと、これから説明する内容がよくわからないと思うので、先に簡単に説明しておきますね。

撮像素子(イメージセンサー)

撮像素子とは、カメラの中に入っているセンサーのこと。

フィルムカメラのネガと同じようなものだと考えてください。

この大きさがちがうことで、写真として写る範囲も変わってきます。

詳しくは以下のページでも説明しています。

撮像素子(イメージセンサー)とは、フィルムカメラのネガのようなもの

2017.09.01

フルサイズとAPS-Cとフォーサイズ

一眼レフやミラーレスカメラを買うときに、商品説明の部分に必ず記載してあるのが「フルサイズ」や「APS-C」という言葉。

これは、カメラに付いている撮像素子(イメージセンサー)の大きさのことを示します。

フルサイズ>APS-C>フォーサイズ

の順で大きく、一言でいうと大きいほど性能がいい、ということです。

詳しくは以下のページにまとめています。

こちらもぜひ参考にご覧ください。

フルサイズとAPS-Cのちがいとは?

2018.02.19

焦点距離

焦点距離とは、レンズの一番外側からカメラ本体のなかにあるイメージセンサーまでの距離のことです。

カメラのレンズには「18-55mm」などと数字が書かれていますよね。

lens

その距離のことを焦点距離と呼びます。

詳しくは以下のページを参考にどうぞ。

広角・望遠の違いは、焦点距離の違い。レンズ選びの前に知っておこう!

2017.09.01

35mm換算って、何を基準にしているの?

結論からいいますと、「35mm換算で・・・」イコール「フルサイズに換算すると・・・」という意味です。

と、そんなことだけいわれても意味がわからないと思うので、ここから詳しく解説していきますね。

同じレンズでも本体が異なると写る範囲が変わる

上にも載せた「フルサイズとAPS-Cの違いとは?」でも説明していますが、カメラの中にあるイメージセンサーの大きさが違うと、同じ場所、同じ設定で写真を撮っても写る範囲が変わります。

たとえばフルサイズのカメラでこんな風に撮ったとします。

fullsize

同じ場所、同じ設定でAPS-Cのカメラで撮影するとこうなります。

aps-c

つまり、同じレンズ、同じ設定であっても、フルサイズで撮影した方が写る範囲が広くなるのです。

「35mm換算」はフルサイズを基準に考えるということ

ここまでを簡単におさらいします

・カメラにはイメージセンサー(撮像素子)がついている

・イメージセンサーにはフルサイズとAPS-Cがある

・フルサイズとAPS-Cは同じレンズをつけても写る範囲が変わる

・フルサイズのほうが写る範囲が広い

たとえばフルサイズを使っているAさんと、APS-Cを使っているBさんが同じレンズを持っていたとします。

Aさん「このレンズって、写る範囲けっこう広いよね」

Bさん「(え、このレンズ写る範囲はけっこう狭いけど・・・)」

といったように、同じレンズの話をしていても、話が食い違うことがあるのです。

そこで「35mm換算」が登場します。

Aさん「このレンズって、35mm換算だと写る範囲広いよね」

Bさん「APS-Cだと狭いけど、フルサイズだとたしかに広いね」

35mm換算、つまりフルサイズを基準に考えることで、話の食い違いがなくなりました。

なぜ35mmなのか

さきほどから何度も登場している「35mm」という数字。

なぜ「35mm」という数字が使われているのでしょうか。

35mmとは、フィルムのサイズ

カメラがデジタル化する以前、主流だったのがフィルムカメラ。

そのフィルムの中でも一番一般的だったのが、35mmサイズという大きさのフィルムでした。

film

そして現在のフルサイズのカメラのイメージセンサーも、フィルムカメラの名残から35mmサイズになっています。

フルサイズ以外にもAPS-Cやもっと小さいフォーサイズなど、たくさんのイメージセンサーのサイズが出てくるなかで、昔から一般的だった「35mm」を基準に話そう、というのが「35mm換算」の正体といえます。

35mmに換算する方法

では、実際に35mmに換算する方法を見てみましょう。

APS-C機を35mm換算する公式

焦点距離×1.5=35mm換算した焦点距離

この公式さえ覚えてしまえばAPS-Cからフルサイズへの換算は簡単です。

たとえばAPS-C機で焦点距離50mmで撮影した場合、

50mm(焦点距離)×1.5=75mm(35mm換算)

となるので、「35mm換算で75mmです」といえるわけです。

MEMO
ただし、CanonのAPS-C機のイメージセンサーは少し小さめなので×1.6をするとより正しい数値に換算できます

フォーサイズ機を35mm換算する公式

ミラーレスなどに使われているフォーサイズの場合には

焦点距離×2=35mm換算した焦点距離

この公式を使いましょう。

 

35mm換算のまとめ

少しややこしい部分もありましたので、最後に35mm換算についてまとめておきます。

・フルサイズとAPS-Cはレンズが同じでも写る範囲が変わる

 

・フルサイズでの撮影を基準に考えるのが35mm換算

 

・35mmとは、フィルムのサイズのこと

 

・APS-C機の場合、焦点距離×1.5で35mm換算ができる

35mm換算の意味を知らなくても写真は撮れますし、レンズや本体を買い換えない限り、困ることはほとんどありませんが、知っていると便利です。

正しい知識を持って、カメラライフを楽しみましょう!

 

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