※2020.04更新
今回は以下の写真の⑩の「AFモード(AF動作)」についてご紹介します。
普段、なんとなくシャッターを押せばピントの合った写真が撮れるからあまり気にしていない・・・
という方でも、AF動作を使いこなせるようになれば動きの素早いものでも上手く撮影することができるようになるので、ぜひ参考にご覧ください。
AFモード(AF動作)とは?
AFモード(AF動作)とは、被写体へのピントの合わせ方のことです。
どのように被写体にピントを合わせるかを、自分で決めることができます。
このAFモードには3種類のモードがあります。
説明の都合上、ONESHOT・AI SERVO・AI FOCUSの順に説明していきます。
ONESHOT(ワンショット)
おそらくほとんどの方が設定している、もっとも一般的なAFモードです。
ワンショットは被写体が動かないもののときに使います。
シャッターボタンを半押しするだけで被写体にピントが合うので、フォーカスロック撮影にも適しています。
フォーカスロックについては「フォーカスロックの方法。合わせたい場所にピントを合わせて脱ピンぼけ!」を参考にどうぞ。
AI SERVO(AIサーボ)
AIサーボは動いている被写体の撮影をするときに使うモードです。
使い方は簡単で、まずこれから動く被写体にシャッターボタンを半押ししてピントを合わせます。
その後、半押ししたままレンズで被写体を追い続けてシャッターを切るだけ。
一度被写体にピントが合えば、その後は半押しを離さないかぎりピントがあったままの状態をキープできます。
このAIサーボは、例えば子供の運動会やお遊戯会などの写真、ペットの走っている写真などに役立てることができます。
なお、子供の写真の撮り方については「子供を一眼レフで撮影するときのカメラ設定とポイント!パパママ必見!」を参考にご覧ください。
AIサーボより楽にピントが合う親指AFというテクニック
動くものの撮影に適しているこのAIサーボですが、ひとつだけ難点があります。
それはずっと半押しをキープしなければならないこと。
数十秒であればいいですが、シャッターチャンスを狙っているときには何分間もシャッターボタンから指がはなせないこともあります。
そんなときにぜひ試してほしいのが親指AFというテクニック。
これを使えば半押しし続けなくてもピントが合った状態をキープできます。
設定方法やメリットは「親指AFの設定方法。そのメリットはシャッターチャンスに強いこと!」のページに書いてあるので、気になる方はぜひ参考に。
プロの写真家が使っているテクニックですが、難しくなく初心者の方でも手軽に取り入れられるので、ぜひ試してみてください。
AI FOCUS(AIフォーカス)
AIフォーカスは、被写体の状態によってワンショットかAIサーボに自動的に切り替わるモードです。
被写体が動かないもののときにはワンショット、動くときにはAIサーボになります。
AFモード(AF動作)のまとめ
・止まっている被写体のときにはワンショット
・動いている被写体のときにはAIサーボ
・自動で切り替えたいときにはAIフォーカス
風景などを中心に撮るならワンショット、子供の写真を撮るならAIサーボ、同じ時にどっちも撮りたいならAIフォーカスがおすすめです。
ぜひ使い分けて撮影を楽しんでくださいね。
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