※2020.04更新
最近、一眼レフと同じくらい注目をあびているミラーレス一眼。
軽くて持ち運びに便利だし、一眼レフより値段も安そう。
そんなイメージを持っている方が多いと思います。
このブログでおもに紹介しているデジタル一眼レフとのちがいは、どういうところにあるのでしょうか。
それぞれの違いと、長所と短所をご紹介していきます。
デジタル一眼レフとミラーレスの違いは?
一眼レフとミラーレス一眼、どちらも「一眼」と名が付きますが、具体的にどんな部分が異なっているのでしょうか。
一番の違いは鏡があり・なし
一眼レフとミラーレスの最も異なる部分は、鏡があるかないかです。
ミラーレスはその名の通り「鏡がない」一眼レフのこと。
レンズから入った情報を、カメラが電子映像化してから液晶画面に写している分、自分が見ている景色とは少しだけタイムラグがあります。

ミラーレスの考え方
一方、一眼レフはレンズから入った情報を鏡で反射させることで、見たままの風景をリアルタイムで見ながら撮影をすることができます。

一眼レフの考え方
一眼レフには鏡があることで、撮影者が「一瞬」を撮るのに適しているといえます。
イメージセンサーがちがう
一般的に「ミラーレスよりも一眼レフのほうが画質がいい」と思われていますが、実は必ずしもそうではありません。
一眼レフにもミラーレスにも「イメージセンサー」というものが付いていますが、これの大きさによって画質が大きく変わってきます。
イメージセンサーとは「撮像素子」のことで、カメラのフィルムのような役割をしているものです。
関連記事>>>撮像素子(イメージセンサー)とは、フィルムカメラのネガのようなもの
このイメージセンサーは大きければ大きいほど、画質の良い写真を残すことができます。
「フルサイズとAPS-Cのちがいは、イメージセンサーの大きさのちがい」の記事で紹介しましたが「フルサイズ」というのが一番大きいサイズです。
一眼レフとミラーレスに搭載されているイメージセンサーは以下の通り。
・一眼レフ→大型センサー(フルサイズ・APS-C)が主流
・ミラーレス→小型(フォーサイズ)~大型まで、機種によって異なる
先ほど書いたとおり、大きなセンサーのほうが画質がよいので、一眼レフのほうが綺麗な写真に仕上がります。
ただし、現在販売されているミラーレスは年々進化しているので、一眼レフと変わらない大きさのイメージセンサーを搭載している機種も多くなっています。
大きさや重さがちがう
鏡の有無など、内部の構造が異なるため、一眼レフとミラーレスでは大きさや重さが全く違います。
ミラーレスはコンパクトで軽量なのに対し、一眼レフは大きく重量もあるので持ち運びには少し不便です。
交換レンズの種類がちがう
どちらもレンズを交換できるのが特徴ですが、レンズの種類の多さではミラーレスは一眼レフには敵いません。
最近はミラーレスでもレンズの種類が増えてはきていますが、今のところ、レンズに関しては一眼レフのほうが自由度が高いといえます。
一眼レフの長所&短所
では続いて、両者の長所と短所をご紹介していきます。
一眼レフの長所
・レンズの種類が多い
・一瞬のシャッターチャンスを逃さない
・動くものの撮影に向いている
・液晶を使わない分、バッテリーの持ちが良い
・ファインダーをのぞいて撮影するので、周りが気にならず集中できる
一眼レフの短所
・重くて大きいので持ち運びに不便
・機能が多いため、思い通りに撮れるようになるまで大変
・ミラーレスよりも値段が高いものが多い
ミラーレスの長所&短所
続いてミラーレスの長所と短所です。
ミラーレスの長所
・コンパクトなので持ち運びに便利
・オートでも綺麗に撮れる
・交換レンズを持ち運んでもかさばらない
ミラーレスの短所
・動くものを撮るには若干のタイムラグがある
・イメージセンサーが小さいと画質が少し劣る
・液晶を使っての撮影になるので電池の減りがはやい
・交換レンズの種類が少ない
それぞれに向いている人はどんな人?
最後に、こんな人には一眼レフorミラーレスがおすすめ、というポイントをご紹介します。
一眼レフがおすすめの人
・持ち運びより機能性にこだわりたい人
・レンズで遊びたい人
・動くもの(子供・電車など)を撮りたい人
ミラーレスがおすすめの人
・気軽に持ち運べるカメラがほしい人
・機能性よりも利便性を重視したい人
・スマホのカメラよりは良い写真を残したい人
それぞれの特徴を知って自分に合ったカメラを!
一眼レフとミラーレスのちがい、それぞれの長所と短所についてご紹介しました。
画質に関してはさほど違いはありませんので、それぞれの特徴を理解して、ぜひカメラ選びの参考にしてくださいね。
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