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日の丸構図でもかっこいい写真を!ダメといわれる理由、メリットと撮り方について解説

かっこいい日の丸構図の写真。ダメな理由とメリットを解説

「素人っぽい、カメラ初心者っぽい」

そんな理由で、ダメだと言われがちな日の丸構図。

でも実は、日の丸構図でもかっこよく撮れる方法はあるんです。

この記事では

・日の丸構図がダメだといわれる理由

・日の丸構図のメリット

・日の丸構図でもかっこいい写真を撮る方法

について紹介します。

日の丸構図に抵抗がある人、かっこいい日の丸構図に挑戦してみたい人はぜひご覧ください。

なお、他の構図については「【初心者向け】写真の構図をマスターしよう!基本から応用まで9種類の構図を紹介」のページで解説しています。

日の丸構図はダメな構図?

日の丸構図の特徴

写真の日の丸構図の説明

日の丸構図とは、写真の真ん中に被写体を置く構図のことです。

主役を中央に配置することで、見てほしいものに視線を集めやすくする効果があります。

日本の国旗と似ていることから、「日の丸構図」という名前がつきました。

日の丸構図がダメだといわれる2つの理由

写真家、フォトグラファーの間では、日の丸構図は撮ってはダメな構図だ、と言われることがあります。

その理由は、大きく2つ。

ひとつめは、カメラ初心者っぽい構図だから。

被写体をど真ん中に置く写真は、一番撮りやすい構図なのでカメラ初心者がよく撮る構図でもあります。

そのため、「日の丸構図=カメラ初心者」というイメージがついてしまいました。

ふたつめは、誰でも撮れる構図だから。

誰でも撮れる、つまりみんなが撮っていて見飽きている構図、と思われがち。

たしかに、カメラに限らずスマホでも、被写体を中央に置く構図は、みんな一度はやったことありますよね。

そういうわけで、日の丸構図は平凡でつまらない構図と思っている人がたくさんいます。

日の丸構図のメリット

・カメラ初心者っぽい

・誰でも撮れる

そんな理由から、日の丸構図はダメ、というイメージがついてしまいました。ダメだといわれている日の丸構図ですが、こんなメリットもあります。

日の丸構図はとにかく主役がわかりやすい

京都の詩仙堂のお地蔵様

被写体が中央に置かれている日の丸構図は、一番見てほしいものがダイレクトに視覚に伝わります。

写真を隅から見始める人は、ほぼいないはずなので、見てほしい主役がひとつしかない場合には、もってこいの構図です。

インパクトのある日の丸構図

牡丹の花

被写体を中央に置くことで、インパクトと安定感も生まれます。

とくに、上の写真のように被写体を大きく配置すると、ダイナミック感もあり安定した写真になります。

これだけインパクトがあれば、見ている人の印象にも残りますよね。

日の丸構図をかっこよくする方法

では、日の丸構図をかっこよくするには、どうしたらいいのか解説します。

ポートレートは全身がおしゃれ

フィルムカメラを構えて立っている女性

日の丸構図でポートレートを撮影するときは、全身の写真だとおしゃれにみえることが多いです。

ポートレートでも取り入れやすい構図である反面、半身の写真だと証明写真のようになってしまう可能性も。

ひまわり畑で立つ女性

全身で周りの雰囲気も取り入れることで、ただ中央に人がいる写真ではなく、味のある写真にすることができます。

顔の前に葉を掲げる女性

京都の哲学の道で歩くふたり

縦写真でも同じです。

いつも半身で撮っていた人は、全身写真もチャレンジしてみてください。

半身でのポートレートでは動きと角度をつける

花畑でカメラを構える人

全身がおすすめとお伝えしましたが、半身でポートレートの写真を撮るときは、動きをつけてもらう、または真正面ではなく少し斜めを向いてもらうなどすると、証明写真感がなくなります。

上の写真ではカメラを構えてもらい、動きをつけています。

ポートレート

こちらの写真も髪をさわる動作があり、横から撮影しました。

このように、半身でポートレートを撮るときは、正面から棒立ちの写真を撮るのではなく、何か動きと角度をつけて撮るようにしましょう。

動きをつけるのが苦手であれば、後ろを向いて振り向いてもらうのが一番簡単です。

花はとにかく背景をぼかす

赤い一輪のバラ

花の写真を日の丸構図で撮る場合は、背景をぼかすとよりおしゃれです。

背景がぼけることで、花の輪郭がより引き立ち、存在感とインパクトを与える写真になります。

花畑の中で背の高いアイスランドポピー

背景をぼかす方法は、「背景をぼかす仕組みと方法を学んで、カメラをもっと楽しもう!」のページで詳しく解説していますので、参考にご覧ください。

食べ物は日の丸構図を避けて

抹茶パフェ

食べ物を日の丸構図で撮影すると、メニューの写真のような説明感が強くなるので、おすすめしません。

上の写真、撮り方を変えてみました。

抹茶のパフェ

中心をずらして余白を作るだけでも、おしゃれに見えるので、意識してみてください。

関連記事>>>【テーブルフォトの撮り方】おしゃれに見える構図と光の向きを知ろう【料理・お菓子編】

日の丸構図はダメじゃない!かっこよく撮ろう!

桜の花を持つ手

日の丸構図がダメじゃない理由、そしてかっこよくみえる撮り方を解説しました。

誰でも撮れる構図だからこそどうして中央に被写体を置きたいのか、よく考えながら撮ればおしゃれな写真になるはずです。

初心者っぽいからやらない、ではなく、初心者だからこそ伸びしろがある、日の丸構図。

ここで学んだことをいかして、かっこいい日の丸構図の写真をたくさん撮ってみてくださいね。

 

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