【テーブルフォトの撮り方】おしゃれに見える構図と光の向きを知ろう【料理・お菓子編】

テーブルフォトの撮り方【料理・お菓子】

カフェや自宅で、料理やお菓子をうまく撮影しようと思っているのに、なんだかセンスがないなぁ・・・

そんなふうに思うこと、ありませんか?

誰でも撮れるけれども、意外とむずかしいテーブルフォト。

このページでは、おしゃれなテーブルフォトの撮り方を知りたい!という人に向けて

・おしゃれに見える構図

・料理・お菓子に対する光の向き

・撮影するときのポイント

・おしゃれに見える小物

について紹介します。

これを読めば、テーブルフォトがもっと楽しくなるはず。

ぜひ最後までご覧ください。

テーブルフォトの構図

ぱっとみて、おしゃれ感が伝わるのが構図。

構図とは、写真のどこに被写体を置くか決めることをいいます。

関連記事>>>脱初心者!写真の構図をマスターしよう!基本から応用まで9種類の構図を紹介。

基本は「三分割法」を意識する

写真の三分割法の説明

おしゃれにみえる構図の基本は三分割法を意識すること。

三分割法とは、上の図のように画面上に4本の線を引き、その交わった赤い部分に被写体を置く構図です。

赤い部分に被写体を置くことで、バランスのよい写真に仕上がります。

また、余白を作ることで、料理やお菓子など、目立たせたいものに視線を集める効果もあります。

チーズケーキ

上の写真では、左上の赤い部分に被写体をおいています。

チーズケーキ

縦の写真でも置き方は同じです。

ふたつの赤丸に被写体を置き、上の部分に空間を持たせることで、おしゃれ感がアップします。

「日の丸構図」はインスタグラムと相性抜群

写真の日の丸構図の説明

被写体を中央に置く日の丸構図は、正方形の写真が多いインスタグラムと相性抜群です。

もっともオーソドックスな構図でもあるので、誰でも撮りやすい構図ですね。

パスタ

上の写真のように、メインの料理は中央に置いて目立たせて、同じ色味の小物を周りに並べて統一感を出すとおしゃれ感もアップします。

まずは撮りやすい日の丸構図で撮影して、他の構図を試してみるのもおすすめです。

丸いお皿はC字構図で切り取る

C字構図

料理の写真でよく見られるのが、C字構図。

お皿の一部を写さないことによって、バランスよく見せる構図です。

ビスケット

切り取られたお皿の形がアルファベットのCに見えることから、C字構図と言われています。

上の写真のようにお皿の面積を少なくすると、おしゃれでスタイリッシュに。

バゲット

こちらもC字構図の一例。

余白を少なくすると、ダイナミックで豪華なイメージになります。

料理やお菓子に対する光の向き

料理やお菓子を撮影するとき、おすすめなのはサイド光・半逆光で撮影すること。

サイド光・半逆光とは、下の図のように

順光・逆光・サイド光のせつめい

被写体の真横~ななめ後ろから光を当てることです。

サイド光・半逆光がおすすめの理由

パンケーキ

料理やお菓子の写真は、見ている人に「おいしそう、食べたい」と思わせることが重要です。

順光(食べ物の正面から光を当てること)で撮影をしてしまうと、陰影が薄く、のっぺりした印象に。

そこで、被写体の真横あるいは後ろから光を当てることで、影と立体感が生まれ、輪郭がはっきりして照りも出て、よりおいしさが伝わるようになります。

関連記事>>>逆光撮影で使えるオートライティングオプティマイザの設定方法と選び方

関連記事>>>測光モードの選び方。評価・部分・スポット・中央重点のちがいは?

できるだけ自然光で撮る

朝食

料理やお菓子の撮影には、自然光がベスト。

カフェでも自宅でも、窓際での撮影がおすすめです。

室内で撮る分、どうしても暗くなりがちなテーブルフォト。

窓際の明るい場所で撮影するだけで、明るさも取り入れられて雰囲気がでます。

光を調整するにはレースカーテンやレフ板を使う

コーヒー

光の量が多すぎる、という場合にはレースカーテンやブラインドで調整しましょう。

直射日光よりも、やわらかい印象になります。

また、半逆光で撮ることで、暗い部分ができてしまう場合にはレフ板を設置するのもおすすめです。

レフ板

使い方は上の図のように、光を反射してくれる場所に置くだけ。

その際、レフ板をできる限り被写体に近づけて、カメラに写らないぎりぎりの位置に設置すると、十分な明るさが確保できます。

撮影用のものでなくても、市販の白い厚紙や色紙で代用できます。

アマゾンなどでも手頃な値段で販売していますので、気になる方はのぞいてみてください。

テーブルフォトの撮り方のポイント

ここからは、撮影するときに真似してほしいポイントをお伝えします。

高さのあるものは横から撮る

パンケーキ

積み重ねたパンケーキなど、高さのあるものは上からではなく横から撮りましょう。

上から撮ると、積み重なっていることが伝わらず、迫力に欠けます。

パンケーキやクッキーなど、同じ形のものがたくさんある場合には、重ねてあげるとおしゃれにみえますよ。

料理やテーブルは水平になるように注意

テーブルフォトに限りませんが、写真の水平さがないと、いくらおいしそうな料理でも違和感を覚えます。

とくに、テーブルやお皿など、直線的なものは水平にするよう気をつけましょう。

丸いお菓子は切り分けるとかわいい

チーズケーキ

パイやチーズケーキ、ホールケーキなど、丸いお菓子は、切り分けた場面も撮影するとおしゃれ感がアップします。

お菓子以外でも、ピザなどにも使えるテクニックです。

料理は作ったら(でてきたら)すぐに撮る

とくに生野菜を使っている場合、時間が経つとしなったり、湿気を吸ってくしゃくしゃになったりします。

手早く済ませるためにも、ISOなどの数値の設定は、ある程度まで先にやっておきましょう。

関連記事>>>【保存版】カメラ設定に困ったときに見てほしい設定値の目安

小物を使う場合はメインを考えて配置

クッキー

料理やお菓子のテーブルフォトを撮るとき、周りにおしゃれなカトラリーや食材などを置く場合があります。

そのときには、どれをメインで写したいのか、考えて配置するように心がけましょう。

上の写真のように横から撮影するときは、手前で何かをぼかすとメインで見せたいものがはっきりします。

ピントがメインの料理やお菓子に合っているのはもちろん、小物がありすぎてメインが目立たなくなっていないか、確認しながら撮影しましょう。

テーブルフォトで使いたいおしゃれな小物

つづいて、料理やお菓子のテーブルフォトを撮影するときに、あるとおしゃれな撮影小物を紹介します。

どれも低価格で手軽にそろえられるので、気になるものはぜひチェックしてみてください。

英字新聞や洋書・雑誌

朝食

はじめてテーブルフォトを撮る人でも、配置しやすいのが英字新聞や洋書、雑誌です。

大胆にお皿の下に置いてもよし、洋書ならうしろにぼかしてもよし。

英語というだけでおしゃれに見えるので、料理以外のアクセサリー撮影などにも使えます。

洋書は本格的そろえると結構な値段がするので、取り入れやすい英字新聞からはじめるのがおすすめです。

こちらの商品は、フェイク新聞ですが色もあってかわいいデザインで、値段も1000円以下とお手頃です。

英語ではなくフランス語ですが、包装紙としても使えます。

MEMO

個人的には、海外旅行へ行ったときなどに、デザインが気に入った本や雑誌を買って帰るのがおすすめです

ランチョンマットで雰囲気を変えて

朝食

毎回、同じテーブルで撮影をしていると飽きてしまう可能性も。

そんなときにはランチョンマットを使うだけで雰囲気ががらっと変わります。

撮るものによってデザインや柄を変えてみましょう。

布やPVCなど、材質によっても雰囲気が変わります。

あると楽しいフルーツの食品サンプル

クッキー

おしゃれな人の写真でよく見る、フルーツの輪切りを並べた写真。

毎回切って並べるのも手間だな・・・と思った方におすすめなのが、食品サンプル。

フルーツを余分に買ったり切ったりする手間もなければ、手やテーブルがよごれる心配もなし。

気になる方はチェックしてみてください。

ドライフラワーやお花

マカロン

うまく写真の中に入れられれば、とってもおしゃれに見えるのがドライフラワーやお花。

はじめて撮影する場合、バランスの取りにくいものでもあります。

まずは100円ショップなどで売っている造花で練習してみてはいかがでしょうか。

慣れたら本物を使って、おしゃれに撮ってみましょう。

テーブルの上にどう花を置くのか、上手い人の写真をまねて研究してみてください。

テーブルフォトをもっと楽しくおしゃれに

・三分割法を意識する

 

・自然光を使って、サイド光・半逆光で撮影する

 

・小物の置きすぎに注意、メインを目立たせる

 

・完成したらすぐに撮れるように、カメラの設定はある程度合わせておく

難しいと思われがちなテーブルフォト。

構図と光の基本さえおさえておけば、あとは練習有るのみです!

今回お伝えした内容を意識して、ぜひおいしそうな写真をたくさん撮ってみてくださいね。

 

次におすすめの記事>>>SDカードリーダーが便利!カメラの写真を撮ったその場でスマホに転送可能

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

360度カメラの世界を体験してみよう!
詳細はこちら
360度カメラを体験しよう!
詳細はこちら