※2020.04更新
一眼レフやミラーレスカメラを買って、まずつまずくのが写真の明るさ調節。
どうしたら明るくなるのか、明るすぎるのをなおすにはどうしたらいいのか。
わからないことだらけ、そのうち撮影から遠のいてしまう・・・
なんてことがないように、カメラと写真の基礎になる「ISO感度・絞り(F値)・シャッタースピード」の3つの要素について、学んでいきましょう。
この3つの要素の関係性を理解すれば、どの設定を変えたらよいのかがすぐに分かるようになります!
ぜひ最後までご覧ください。
写真の明るさを決定する三大要素とは?
写真の明るさは
・ISO感度
・絞り
・シャッタースピード
の3つの要素の組み合わせで決定されます。
まずはそれぞれの要素にどんな役割があるのか、確認しましょう。
ISO感度とは?
ISO感度とは、カメラが光を感じる度合いのこと。
この感度が低ければ写真は暗く、高ければ明るくなります。
ISO感度はおもに、写真の明るさを調整するときに使います。
関連記事>>>カメラのISO感度とは?その読み方と目安はどれくらい?
絞りとは?
絞りとは、ピントが合う幅のことを表します。
この値が大きいほどピントの合う範囲も大きくなり、小さいほどせまくなります。
絞りは写真のボケ感を出すために調節するものです。
関連記事>>>F値(絞り)とは?その目安と、ボケ感を出すにはどうしたらいいの?
シャッタースピードとは?
シャッタースピードとは、カメラがシャッターを切るスピードのこと。
このスピードが速いほど写真は暗くなり、遅いほど明るくなります。
シャッタースピードは、動くものを止まってるように見せたり、逆に動いている様子を撮影するときなどに調整するものです。
関連記事>>>カメラのシャッタースピード(速度)とは?その目安は?
ISO・絞り・シャッタースピードの関係とは?
言葉で説明するよりも分りやすいと思うので、下の図を参考にご覧下さい。
このように、それぞれの要素の数字の大小で明るさが決定します。
例えば、
①ISO:800、絞り:F4.0、SS:1/60
②ISO:100、絞り:F8.0、SS:1/125
このふたつの設定であれば①のほうが明るい写真に仕上がるということになります。
ただし、これはあくまで数字上の話です。たとえ同じ数字であっても室内で撮るのと、快晴の屋外で撮るのでは全く明るさが異なってきます
写真が明るすぎるときの調整方法
写真が明るすぎる場合の調節方法の一例です。
①ISO感度を確認し、下げられる場合は下げる
②被写体が動かないものの場合は、シャッタースピードを速くする
③背景がそんなにボケなくてもよければ、F値を大きくする(絞りを絞る)
撮りたいものや撮影環境によって異なりますが、①から順にやってみてください。
写真が暗すぎるときの調整方法
写真が暗すぎるときの調整方法の一例です。
①ISO感度を上げる(画質が悪くなるので、ISO3200-6400を上限に)
②シャッタースピードを速くする
③背景がボケてもいい場合、F値を小さくする(絞りを開放にする)
こちらもあくまで一例です。試してみてくださいね。
ISO・絞り・シャッタースピードの関係をマスターしよう!
3つの要素の関係についてご紹介しました。
写真が暗すぎる・明るすぎるときには上の表を思い出し、どの数値を動かしたらいいのか、考えてみて下さいね。
これを理解していれば、撮影中に白飛びや黒つぶれで困ることはありません!
ぜひ活用してみてください。
また、設定値の目安を「【保存版】カメラ設定に困ったときに見てほしい設定値の目安」のページでまとめています。
こちらもあわせて確認してみてくださいね。
次におすすめの記事>>>カメラ初心者がまず学ぶべき10のこと。カメラの使い方と基本知識。