単焦点レンズの特徴とおすすめのレンズ。パンケーキレンズとの違いは?

tansyoten

※2018年11月更新

初めて一眼レフを購入するときには「標準レンズ」を選ぶ方が多いでしょう。

さらに慣れてきたら望遠レンズや他のレンズも買い足す…なんてことが多いのではないでしょうか。

今回は、もっとおしゃれで雰囲気のある写真が撮りたい!という方におすすめの「単焦点レンズ」を紹介します。

単焦点レンズは一眼レフ初心者にもおすすめと言われているので、その理由もあわせて説明していきますね。

単焦点レンズとは?

単焦点とは、焦点距離がひとつだけでズームができないことを指します。

以前にも「広角・望遠の違いとは?」でご紹介しましたが、焦点距離というのは

このレンズから撮像素子までの距離のことなので、この焦点距離が一定で変更できないことを指します。

つまり単焦点レンズでは、ズームを使うことができず、撮影したいものを大きく写したい場合には近づくしかないということになります。

MEMO
ズームができるレンズのことは、ズームレンズとよびます。

単焦点レンズの特徴

ズームができないことは一見、デメリットのように感じられますが、実はメリットばかりの単焦点レンズ。

どんな特徴があるのか確認していきましょう。

なんといってもきれいにボケる!

illumination

単焦点レンズのいちばんのおすすめポイントといっても過言ではないのが、一眼レフでしか味わえないボケ感を存分に楽しめること。

ズームレンズでは、F値をF3.5くらいまで小さくすることができますが、単焦点レンズを使うとF2.8以下まで絞ることができます。

以前「絞りとは?」のページで紹介したように、

絞りの値が小さくなる=背景がよくボケる

ということですので、単焦点レンズを使うことで、よりボケ感の強いおしゃれな写真を撮ることができます。

一眼レフとスマホカメラの一番のちがいは、背景のボケ感を選べること。

このボケ感こそ、一眼レフで撮影するうえでもっとも楽しめるポイントいってもよいでしょう。

MEMO
ただし最近はGalaxy9など、背景ボケで遊べるスマホも出てきています

軽量でコンパクト

単焦点レンズは、ズームレンズと比べて軽くて小さいものがほとんどです。

持ち運びにも便利で、首からぶら下げていても苦にならないのは嬉しいポイント。

せっかく一眼レフを買ったのに、重くて持ち歩かなくなる人も少なくないので、軽いに超したことはありません。

値段が良心的

レンズを買い足そうとして値段を調べると、何万、何十万円もするレンズがたくさんあって躊躇してしまう・・・

なんて心配も、単焦点レンズには不要です。

安いものだと1万円台から購入できるので、手の出しやすいレンズともいえます。

パンケーキレンズとの違いは?

単焦点レンズのことを調べていると、必ずといってもいいほど耳にするのが「パンケーキレンズ」。

パンケーキレンズというのは、薄くて軽いレンズのことをいいます。

たとえば、上のようなレンズのこと。

パンケーキのように薄いことから、その名がついています。

パンケーキレンズ=単焦点レンズ?

パンケーキレンズというと「あぁ、単焦点レンズのことね」と思う人が多いのですが、本来はイコールではありません。

パンケーキレンズはあくまで「薄いレンズ」の総称であり、パンケーキレンズだから単焦点なんだ、という認識は間違いです。

しかし、あれだけの薄さのズームレンズを作ることは不可能なので、必然的に「パンケーキレンズ=単焦点レンズ」という認識になっています。

単焦点レンズを使うとこんな写真が撮れる

では実際に、どんな写真を撮影できるのかを見ていきましょう。

(ISO:1600・絞り:F2.0・SS:1/50・焦点距離50mm)

↑ うしろの玉ボケが良い感じです。この玉ボケは車のライトです。

単焦点レンズを使うと、このような大きめの玉ボケも楽しめます。

 

(ISO:800・絞り:F1.8・SS:1/2000・焦点距離50mm)

↑ 単焦点ならではのボケ方です。レンズにピントが合って、それ以外はかなりボケています。

絞りを開放することで、ピントの合う範囲が狭くなるのも特徴のひとつです。

 

(ISO:1600・絞り:F1.8・SS:1/40・焦点距離50mm)

↑ こんな写真もただ人物にピントを合わせてシャッターを押すだけで撮影できます。

 

このように、標準レンズや望遠レンズで撮影するよりも玉ボケの入った雰囲気のある写真、少しアートな写真に仕上げることができます。

単焦点レンズが初心者におすすめの理由とは?

kyoto

ネット検索すると「単焦点レンズはカメラ初心者にもおすすめです!」と書いてあるサイトが多く見られます。

その理由は、単焦点レンズを使うと自分の足で移動しなくては撮りたい写真が撮れないからです。

自分で動いて構図を決めなければならない

ここまで述べてきたように、単焦点レンズはズームができないレンズなので、撮りたいものの近くまで行かないと思っている写真を撮ることができません。

望遠レンズではズームができるので、多少遠くからでも写真を撮ることはできますが、しゃがんだり移動したりしないで楽をしていると、いつまで経っても納得いく写真を収めることができません。

自分の足を使ってベストポジション、ベストショットを狙っていくことができるようになれば、どのレンズを使用するときでも応用できます。

illuminations

キラキラの玉ボケ写真だって、単焦点を使いこなせば簡単に撮れます

わたし自身も、パッと風景を見たときに「ここから撮りたい・この角度からがいい」という感覚が分るようになりました。

自分のベストポジションを見つけられるようになると、写真を撮ることが何倍も楽しくなります。

自分の足で動くことで写真の上達につながる

何事も経験です。

初めのうちは下手でもいいので、シャッターを押しまくってみてください。

だんだんと感覚がつかめてくるはずです。

フィルムカメラと違って、一眼レフの良いところは何枚失敗しても消去できるところですからね。

初めのうちにたくさん撮った方は、カメラの楽しさをより早く感じることができるはずです。

おすすめしたい単焦点レンズはこれ!

単焦点レンズにも様々な種類がありますので、最後におすすめの単焦点レンズをご紹介します。

初心者におすすめ!お手頃レンズ

わたしの使用しているレンズはこちらです。

焦点距離が50mmのものです。

まだ一眼レフの知識があまりないころに、特に機能性などを比較することもなくこのレンズを購入しました。

なぜこのレンズを選んだかというと、他の単焦点レンズと比べてかなり安かったからです。

値段はamazonで約1万4千円

「レンズって5万円くらいするんでしょ…?高いよね…」

と思っていた値段に対する心理的ハードルを一気に下げてくれたレンズです。

また、フルサイズ対応なのにこの値段なので「撒き餌レンズ」としても有名です。

MEMO
撒き餌とは、Canonのレンズはコスパが良い!もっと買っちゃおう!と思わせるためのレンズのこと

とにかく背景がぼけるうえに軽くて、持ち運びにも困らないので今メインで使っているレンズです。

迷ってるなら一度使ってみてください。

買って損はさせません!

薄型で広角のパンケーキレンズ

続いて紹介したいのはこちら、その薄い見た目から通称「パンケーキレンズ」と呼ばれているレンズです。

こちらは焦点距離が24mmなので、さきほど紹介したレンズよりも撮影したいものに近づいて撮影することができます。

また「単焦点広角レンズ」なので、後ろに下がらなくても自分が見ている景色をそのまま撮影することが可能です。

かなり薄くて軽いので持ち運びにはとても便利です。

マクロの世界を撮りたい方へおすすめ

最後に紹介するのは「マクロレンズ」と呼ばれるレンズです。

「マクロ」って何だ?という方はこちらの写真を参考にして下さい。

このように細かい部分をかなりアップで撮影することができます。

値段はamazonで約4万円ほどと少し高めですが、一眼レフの楽しさを知ると誰もがほしくなるレンズです。

わたしも手に入れたいと思っているレンズで、雨上がりの紅葉やお花のアップなどに使いたくなる優れものです。

単焦点レンズのまとめ

・単焦点とは、焦点距離がひとつだけで、ズームができないこと

 

・単焦点レンズではズームを使うことができず、撮影したいものに近づかなければならない

 

・単焦点レンズは他のレンズよりも絞りの値を小さくすることが出来るため、後ろがぼけて雰囲気のある写真に仕上げることができる

初心者の方にもおすすめの単焦点レンズですが、使えば写真の表現の幅が広がります。

わたしも近場の旅行や公園・水族館などに出かけるときは基本単焦点しか持って行きません。

軽いからという理由もありますが、それくらい単焦点レンズで撮れる写真が好きです。

軽くて手軽に手に入れられる単焦点レンズ、ぜひ購入を検討してみてくださいね。

何度も言いますが、使ってみて損はないですよ!!